モルドバワイン・ヨーロッパのプレミアムワイン・FINE EUROPEAN WINES
Articles
モルドバ共和国って何？
モルドバは東ヨーロッパの内陸国で西部にルーマニア、東部にウクライナと隣接した小さな国で1991年に旧ソ連から独立し、現在はモルドバ共和国となりました。
過去には日本人もよく知るモンゴル、オスマン帝国下だったこともある興味深い歴史のある国です。
国名のモルドバは、ルーマニア北東部に流れるモルドバ川が由来と言われています。
面積は約34,000㎢で北海道の半分以下のサイズの小さな国。
そんなモルドバの首都は、モルドバの中央部に位置するキシナウという町で国際空港がありモルドバ経済の中心地。美しいヨーロッパの街並みとキシナウ大聖堂や”勝利の記憶と永遠の炎”という名の第二次世界大戦の記憶を刻む巨大なモニュメントがある自然豊かで閑静な記念公園など様々な見どころのある街です。
そして2016年にはチシナウに日本大使館ができたのもあり、今後さらに日本との交流も深まっていくと言われています。
モルドバは元をたどればルーマニアと同じ国だったという歴史があり、公用語もルーマニア語です。（第二言語がロシア語なためほとんどのモルドバ国民はロシア語も話せます。）
モルドバ共和国の民族構成も78%がモルドバ、ルーマニア人となっています。
そのため、ルーマニアとは現在も友好的な関係であり、さらにはルーマニアには元々がモルドバだったというモルドバ地区が存在するほど縁の深い国です。
そしてモルドバにはヨーロッパとロシア、更にはオスマン帝国から様々な文化が流入してくることから独自の食文化も発達していて、それはルーマニアやそのほかのバルカン諸国に比べロシア料理の影響が強いといわれています。
モルドバの肥沃な土壌により葡萄、果物、野菜、穀物さらには牛や豚、各種乳製品などの畜産も盛んで、これらすべてがモルドバ料理の源となっています。
モルドバワインについて
ワインと言えばフランスやイタリアというイメージがありますが、モルドバも2009年の時点で124,200tものワイン生産が国の中心産業となっておりヨーロッパではワインの名産地として有名です。
ギネスブックにも登録されている世界一の大きさを誇るワインのシャトーやモルドバ各地に点在する自然豊かで閑静なワイナリーなどモルドバの中でも外せない観光名所となっているほどです。
ここまでモルドバのワイン産業が発展した理由のひとつに、モルドバ北部の村の近くでブドウ葉の化石が発見されたのですが、それによりなんと6万年以上も前からモルドバの肥沃な土地でブドウが自生していたことから始まります。
今から3000年前に、そのブドウから世界最古と言われる葡萄酒（ワイン）作り、そしてローマ人主導により古代ギリシア人とのワインの取引関係が確立されていました。
それが葡萄栽培、ワイン製造の著しい発展に強く影響したという事実も判明したのでした。
そしてふたつめの理由に、いまだにモルドバの多くの家庭には世代を超えて伝承される独自のワインレシピがあったりとワインとモルドバ国民とは昔から非常に深い結びつきがあり、モルドバワインはなによりモルドバ国民に非常に愛されているのです。
その長い歴史で培ったノウハウとモルドバ国民のワインを愛する国民性から非常に美味しいワインが生み出されます。
そんなモルドバワインの中には英国王室専用として作られたものから、フランスやスウェーデン王室、その他にもヨーロッパの各国王室で愛飲されているものもあるなど、モルドバワインの美味しさについてはヨーロッパでは既に知られているのです。
モルドバのワイン生産におけるブドウの品種について
白ワイン 70%
赤ワイン 24%
テーブルワイン 6%
品種のシェア
ヨーロッパ品種 70%
土着品種 16%
コーカサス品種 14%
モルドバの土着品種ブドウ
フェテアスカ・アルバ：≪白の乙女≫の名がつく白ブドウの土着品種の中ではモルドバ最古といわれる。フローラルでフレッシュな果実味が特徴。
フェテアスカ・レガラ：≪王家の乙女≫の名がつく高貴な白ブドウ。フェテアスカアルバとグラサの自然交配種。青リンゴなどのフルーティでゴージャスなアロマと酸味が特徴。
ララ・ネアグラ：≪黒の淑女≫モルドバの土着品種の中でも最古の黒ブドウ。伝統的に他の品種とのブレンドに使用されることが多い。果実味が豊かでスパイシーな味が特徴。
フェテアスカ・ネアグラ：≪黒の乙女≫の名がつく土着品種の中でも最も人気があり評価の高いブドウ品種です。プルーンやカカオなどのフルーティでスパイシーな香りが特徴。
Other Articles
グラス一杯のモルドバワインから歴史と自然と情熱を感じてほしい。 株式会社Vinariaは28年10月に設立されたばかりのワインの輸入販売業者です。 日本でも年々ワイン人気は高まってきていて、世界各国から本当に沢山輸入されているワインですが、そんな中でも私たちが扱っているのはモルドバ共和国でつくられたモルドバワイン...
READ MODE
ヨーロッパ、旧ソ連、トルコなど様々な文化が入り混じった奥深い歴史のある国で、東欧のワイン大国と呼ばれるモルドバ共和国。 ワイン製造の歴史はヨーロッパの中でもかなり古く3000年以上あるといわれています！ そんな歴史がありミステリアスな魅力にあふれたモルドバのワイン、飲んでみたくなりませんか？
READ MODE
CRICOVAのギネスに登録されている世界一の大きさを誇るワインセラーの歴史は15世紀にさかのぼり、120キロもの全長を誇り1966年この場所を訪れた宇宙飛行士のユリ・ガガリンが迷いに迷った末2日後にやっと地上に出ることができたという逸話が残されているほどの巨大さです。
READ MODE