生産国:モルドバ共和国
生産者:ヴィナリア・ディン・ヴァレ
産地 : モルドバ南部(ヴァッル・ルイ・トゥラヤン地方)
内容量:750ml
ぶどう品種:メルロー100%
ヴィンテージ:2011年
色・味わい:赤、フルボディ
アルコール度数:14%
飲みごろの温度:+18℃
酸味:快活
タンニン:強
コルク:天然コルク
熟成:ステンレスタンク2年・オーク樽6-9ヵ月
優良なワインを生産するための好条件が揃っていることで有名なモルドバ南部で収穫し、厳選されたメルロー葡萄から作られたワイン。フレンチオーク樽で少なくとも6ヶ月間熟成させたこのワインは、 赤味を帯びたルビー色で、豊かな果実と成熟した芳醇な風味が複雑で独特。味はシルクのようにまろやかで調和しており心地よい後味が長く続きます。
メルローはオールドタンニンワインでどんな肉料理に合いますが、肉汁が溢れるような柔らかい肉やビーフシチューのような煮込み料理との組み合わせは完璧。
またゴルゴンゾーラやイングリッシュチェダー等の強力なチーズともよく合いますし、エスプレッソ、アーモンド、チョコレート、サワーチェリー等のアイスクリームとの相性も素晴らしい。
メルローについて
メルローはボルドー地方と南西フランスと非常に縁のある黒葡萄品種です。
ですが現在世界中様々な地域で生産されており、生産量は世界中でトップクラス。
この生産量に匹敵するのはカベルネソーヴィニヨンだけといわれています。
メルローは早熟期のブドウ品種で、涼しい気候でも十分に熟すことができます。
同じボルドーの代表的な品種カベルネ・ソーヴィニョンに比べると、色はやや朱色を帯びており、香りはカベルネ・ソーヴィニョンがスミレやカシス、オレンジのようなフローラルな香りがするのに対し、メルロー(merlot)はブラックチェリーやプルーンなどの熟した黒い果実の香りや、コーヒーやチョコレートの香りがすると言われている。
味はカベルネ・ソーヴィニョンほど酸味やタンニンは強くなく、芳醇でまろやかで繊細な味わいである。力強いカベルネ・ソーヴィニヨンとのブレンドによりバランスのとれた飲みやすい風味が引き出される。単体で醸造されるワインはよく「シルキー」や「絹のような」「なめらかな」という表現をされるとおり、スムーズでエレガントなワインを作りやすい。
味わいの特性上、カベルネ・ソーヴィニヨンが得意とする赤肉のローストやステーキなどよりも、全体がまろやかにまとまった煮込み料理などに合わせられることが多い。スパイシーな味付けの料理やインパクトのあるジビエ料理などには、メルローの味わいが負けてしまうため注意が必要だ。
優しい味わいを生かし、肉じゃがやすき焼きなどにも上品に合わせることができるため、和の食卓にも重宝するワインと言える