生産国:モルドバ共和国
生産者:ヴィナリア・ディン・ヴァレ
産地 : モルドバ南部(ヴァッル・ルイ・トゥラヤン地方)
内容量:750ml
ぶどう品種:カベルネソーヴィニヨン100%
ヴィンテージ:2011年
色・味わい:赤、フルボディ
アルコール度数:13.5%
飲みごろの温度:+18℃
酸味:快活
タンニン:強
コルク:天然コルク
熟成:ステンレスタンク2年・オーク樽6-9ヵ月
優良なワインを生産するための好条件が揃っていることで有名なモルバ南部で収穫し、厳選されたカベルネソーヴィニヨン葡萄から作られたワイン。
フレンチオーク樽の中で少なくとも6ヶ月熟成させたこのワインは、赤味を帯びたルビー色で、甘くて赤い果実を凝縮させたような強烈な味とフルーティでシルクのような後味が口の中で長く残ります。
オールドタンニンワインでどんな肉料理にも合いますが、ビーフシチューのような煮込み料理やジューシーなグリルやオーブン肉料理との相性は完璧。
その他にもジビエ、特に雉とローズマリーのグリル、ニンニクを利かせたウサギの煮込みにサワークリームを添えたもの等もいいでしょう。
またゴルゴンゾーラやイングリッシュチェダーなどの強力なチーズにも最適です。
カベルネソーヴィニヨンについて
カベルネソーヴィニヨンはおそらく地球上で最も有名な赤ワイン用ブドウ品種です。
これに匹敵するのはボルドーの仲間であるメルローとブルゴーニュのピノノワールの生産量のみでしょう。ピノ・ノワールと比べると、温暖な気候を好む。収穫までに要する期間が長く、収量も少ないものの、品質の良さのために世界中の多くの生産地で作付けされている。ヨーロッパブドウの品種であり、1990年代の遺伝学的研究によりソーヴィニヨン・ブランとカベルネ・フランとの自然交配によって誕生したことが明らかになった。
このワインは香りが豊かで後味が深いが、口の中での味わいには欠けるところがあると言われる。このためボルドーワインではタンニンが少なくフレッシュな味わいのメルローやカベルネ・フランとブレンドされることも多い。オーストラリアではシラーズともブレンドされる。チリ(チリワイン)やアルゼンチン(アルゼンチンワイン)ではカベルネ・ソーヴィニヨンのみの単一種のワインも製造される。
カベルネ・ソーヴィニヨンのワインの香りはスミレ、ブラックカラント、杉、スパイスなどと形容される。ニューワールドのものになるとチョコレートやオークの香りが強くなると言われる。
カベルネ・ソーヴィニヨンの実は皮が厚く、作られるワインはタンニンを豊富に含むため、長い熟成にも耐え得る。カベルネ・ソーヴィニヨンの最高級のワインは良年のヴィンテージの場合、10年から数十年間の熟成によって風味が熟成し、飲み頃に達する。収穫年の評価は気候によって大きく左右され、同じ銘柄でも収穫年によって評価や値段が大きく異なります。
沢山のブドウ品種があるなかでなぜカベルネソーヴィニヨンがこんなにも人気があるのかというと、このブドウが様々な土壌タイプと気候に非常に適応しやすいということにあります。
更には、濃い葉のキャノピーと比較的高いブドウ収量をもたらしワイン生産者に量と質の間でかなりの選択肢を与えています。 しかし、果実から最高のものを取り除くためには、慎重なブドウ園管理が不可欠です。